第4回 コンセプト(製品便益)

本日の発表内容:

・未来における日常生活の定義
 【どんな未来?どんな世界?どんな価値観?】
 (技術的な裏付けを含めて - フォトエッセイで表現する)

発表時間:5分間(300秒)
   bunki.dir(4分程度), heiretsu.dir(1分程度)


・発表順:学籍番号の前から順番に
・前の発表者は、1つ次の発表者のプレゼンテーションに質問をする

プレゼンテーションが出来なかった学生さんへ:

今回、プレゼンテーションに間に合わなかった学生さんは、次回以降も発表の場をもうけますので、プレゼンテーションが準備できしだい、申し出てください。

コンセプト(製品便益)に関して:

■コンセプトとは
 ・製品デザインにおけるコンセプトは、ユーザ(消費者)の目に触れる可能性のある
  全てのものを規定する、デザインにおいて最も重要な要素です。
     ・広告・宣伝(15秒のCMで何をどう伝えるか、キャッチコピーはどうするかを規定)
     ・価格設定(ターゲットユーザの経済的状況等から価格帯を規定)
     ・パッケージ(ターゲットユーザの目にとまる表現要素を規定)
     ・販売活動・流通(ターゲットユーザの購買活動/購買行動にあった流通を規定)
     ・プロモーション(ターゲットユーザのライフスタイルで接点があるメディアを規定)
 ・コンセプトを文章表現するのに、何十行も必要とする場合には、多くを言おうとしすぎており
  コンセプトが希薄になっている可能性が高い。自分自身がシンプルに言えないコンセプトは
  所詮、ユーザには理解されない

■一般的に、コンセプトに含める要素
(製品を利用する)「ターゲットユーザ」
  ・特徴的なターゲットユーザを設定することが重要
  ・皆がターゲットユーザというコンセプトのあり方は×
(製品を利用する)「シチュエーション(場)」
  ・時間、季節、場、一人で?集団で?、
  ・その製品がもっとも効果を発揮する場の設定が重要
(製品を利用することにより得られる)「製品便益」(機能/心理)
  ・機能的便益(綺麗になる、明るくなる、鮮度を保つ、強力である、省エネである、等)
  ・心理的便益(爽やかになる、美しく感じる、楽しくなる、自由な気分になる、等)
    → 近年では、主に、心理的便益に訴えかける提案が求められます。
(製品を利用者を、どう納得させるか)「信じる理由」
  ・技術的裏付け(新素材●●によって●●を●%カット!、●●が効く!)
  ・データ的裏付け (●●満足度No.1!、●%の人が指示しました!)

■サービスシナリオにおける視覚(写真)表現にかんしては、
  【複数写真のコラージュ】【写真への手描きでの重ね書】【写真へのCG素材の合成】
  などの加工を施したものとする。/順列型(jyunnretu.dir)でまとめる
(増進すると考えられる)「健康」、各自が設定する「健康」の定義が含まれるのが理想

次回まで(第5回 - 11月10日)の課題:

  参考 → 


■コンセプトの伝達を目的に、シナリオライティング手法を用いた文章を、
前回同様、Directorを用いたスライドで作成し、文章は読み上げてください。
これまでに作成した「製品レンダリング」「合成画像」「イラスト」、また新規作成のイメージ
を用いて、視覚的にも表現してください。

  ■発表時間:6分(360秒) 画面サイズ1024×768推奨(1000×700程度?)

提出〆切
講義当日金曜日の13時までに、
     Commonサーバ/ 提出 / 総合実習3(張柿山) /05_サービスシナリオに提出する
提出ファイル形式(dirファイル)
提出ファイル名(学籍番号.dir)
提出ファイルサイズ上限(10MB以内)