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第1回 オリエンテーション・課題テーマ、Directorでできること

進め方

製品コースの学生さんに関しては、総合実習3のサポート的位置づけの演習講義と位置づけます。おもに、手法解説、技術指導(Directorによるプログラミング)を中心に進めていきます。
プログラミングは、積み上げ方式なので、遅刻/欠席をしないように気をつけてください。
他のプログラミング言語を用いて、本演習に取り組むことを妨げませんが、その場合、これまで他のプログラミング言語で作成した実績を事前に教員に見せてください。(本日提示する「Directorでできること」を参考にしてください。)

最終提出物(製品コース以外の学生さん)

コンセプト説明シート 【特長】
ペーパープロトタイプ 【ラフスケッチ】
画面遷移図 【詳細設計】
Directorを用いた画面プロトタイプ(dirファイル)【シミュレータ】

   *製品コースの学生さんは、総合実習3の提出物の内容の内、
    手法のマスターの度合い、手法の活用の度合い、
    シミュレーターの完成度、等にて本演習の評価とします。

座学

ユーザー調査 【ユーザのニーズを探る、開発のヒントを探す】
ユーザビリティー評価 【つかいがっての評価】
プロトタイプとは? 【試作品、雛形】
シミュレーションとは? 【模擬(操作)、まねっこ】
プロトタイプシミュレーション1 【ハードウエアの模擬・評価 主に物理的側面の評価】
プロトタイプシミュレーション2 【ソフトウエアの模擬・評価 主に認知的側面の評価】
水平プロトタイプ(幅) 【複数種類の機能の幅】
垂直プロトタイプ(深さ) 【個々の機能の深い階層】
Directorを用いたプロトタイプ事例 【携帯電話の3Dインタフェース】
シミュレータを用いた評価実験の基本構造

課題テーマ:

【近未来におけるデスクワークユーザの健康増進の為の製品提案】

ヒント:

エクセサイズを行う製品、定義した健康を増進させるモチベーションを向上させる製品、etc..

提案の方向性:

Advanced Design/アドバンスデザイン(近未来で実現するデザイン提案)
問題解決型 < 理想提案型

ターゲットユーザの範囲:

若者(社会人/学生も可)自分以外をペルソナとして設定

 

シミュレーターに求める要素:
本シミュレータでは、
  【1. 人間の動作(マシーンに対する入力)をどのように画面ソフトウエアで表現するか】
  【2. マシーンの反応(マシーンからの出力)をどのように画面ソフトウエアで表現するか】
の2点を制作時のこだわりポイントとしなさい。
また、「中下流段階のプロトタイプをつなぐ、そこそこの忠実度のラピッドプロトタイプ」を狙いなさい。

提案する製品の造形に関して:
 シミュレーター上では細かい造形の解説はできない。(正面図レンダリング程度と想定)とはいえ、この表現において、ユーザがどのように用い、どのようなエクセサイズをするモノなのかを理解できる表現にすることが重要。正面図レンダリングのみで、スケール感、使用方法がわかる造形表現、シミュレータ画面のデザインを行なうこと。

【製品コース以外の学生さん】の10月20日までの課題

「アイデア」プレゼンテーション【コンセプト/外観】
発表時間:2分 【厳守】で、提案する製品の概要を説明しなさい
提出先:Common/提出/プロトタイプシミュレーション2(柿山)/02_アフォーダンス/
提出物:PPT or PDF 学籍番号をファイル名とすること

  *製品コースの学生さんには、
    総合実習3にて提出物の詳細な(追加の)解説をします。

ソフトウエアの選択に関して

ソフトウエアは、各々得意分野を持っています。また、プラグインの普及率など、アウトプットの汎用性を考慮する必要があります。
DirectorはPowerPoint的な使い方ができたり、Flash的な使い方ができたりするオーサリングソフトで、比較的使いやすく、細かい表現を追求することが可能です。
各プロジェクトで利用する際に、最も適したソフトウエアを検討するようにしましょう。

参考サイト
Flash Player 普及率 / Shockwave Player(Director) 普及率

Directorで何ができるのか

アニメーション
プレゼンテーション
フラグ
オブジェクト移動
スカッシュゲーム
物体落下シミュレータ
三角関数シミュレータ
ネットワークコミュニケーション
ネットサービス
マルチメディアコンテンツ(オーサリング)
ビデオ映像の制御
ベクターシェイプ(座標)の制御