提案する機器とユーザが具体的にどういったやりとりを行なうのかを記述したもの。
(サービスシナリオをブレークダウン(具体的)にしたもの)
【サービスシナリオの機器とのやりとりにフォーカスしたもの】
ターゲットユーザが、提案する製品を手にとった瞬間から、その製品を扱うボタン操作1つ1つにおよぶまでの製品とユーザのやり取りを描くもの。
最終的に提案する製品の完成像(インタフェースの画面全体(操作要素全体))を描きたくなりますが、製品便益(製品を利用した後、ターゲットユーザがどうなるのか?どのような効果を得るのか?)を実現する為に、【ユーザにどういった体験を提供すべきなのか?】という観点で思考を働かせる手法です。なお、ユーザが操作する為にどういった手がかりを提示する必要があるのか?ユーザの操作に対してどういったフィードバックを返すべきか?といったインタラクションの検討も目的となります。
以上から、
製品全体(製品の完成像)を描くのではなく、【製品とユーザがや対話をする上で最低限必要な、《ハードウエア的ボタン要素》、《アイコン的視角要素》や《ユーザへフィードバックされる何らかの要素をアイコン化した要素》】と【文章】での記述をするのが適切と考えられます。
さらに、本課題では、未来を想定した提案をもとめます。未来では、人と機械の関係は、どのようになっているでしょうか。電源ボタンはあるのでしょうか。ディスプレイを指でさわる行為はどう変わっているのでしょうか。その時代の最低限の機械操作の知識を定義し、最低限提示すべき操作に係るヒントを明確にするプロセスとしましょう。