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展覧会について

インターネット時代のアンデパンダンな国際展

 今年で3年目を迎える「ANBD(アジア・ネットワーク・ビヨンド・デザイン)」は、日本、韓国、中国、台湾のそれぞれの4都市で開催する、デジタル作品による国際展です。ANBDに参加する作家は4つの異なる作品をデジタル・データで出品。デジタル出力されたパネル作品が1点ずつ、4都市の展覧会で展示されます。全ての運営をデジタル通信を介して行う同展は、インターネット網が広がる以前には成立しえなかったことでしょう。

 目指しているのは、地域・年齢・ジャンル・組織・産学など、既成の枠組みを超えた創造の交流ステージの構築。オープンでアンデパンダンな姿勢は同展の大きな特長です。インターネットは作家への門戸を格段に広げるだけでなく、国境を越えたグローバルな交流による豊かなコミュニケーションを可能にしました。こうした時代を反映して活動するANBDの展覧会では、インターネット時代ならではのまったく新しい形のアンデパンダン展が展開されようとしています。

ANBD 2010 横浜展 から見えて来る、東アジアの時代の息づかい

 ANBD 2010 横浜展を展開するなかで、私たちは「ANBDに集まるデジタル作品の中には、言葉では伝えられない、混沌としたメッセージが潜んでいるのではないか」と考えました。同展がアンデパンダンな国際展であり、それぞれの作家が、所属や経歴、年齢をを問わず自由な立場で参加していることは興味深いところです。経済情報などから汲み上げられたセオリーどおりの分析では到達できない、不確実で繊細なリアルタイムの情報が、ANBD の中に潜んでいることが予感されます。このように、展示作品から時代の情報を読み解くという視点をもった展覧会は前代未聞でしょう。

 2010年の参加アーティストは東アジアの作家350人。会場には、PCツールで制作される作品のみならず、写真・絵画・立体・建築・その他の表現もデジタル画像化され平面パネルで展示されます。作品各々から見いだされる個人のアイデンティティーが総体となり、まさに言葉では表現できない、メンタルな情報が伝わるのではないでしょうか。東アジアの人々は、いま、世界の変化の中で何を感じ、何を訴えているのか。「東アジアのいまの時代の息づかい」を多くの方々に体感して頂ければ幸いです。

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