はじめに
ご挨拶
第59回春季大会のテーマは「地域社会と横断型デザイン」です。
いま世界が、金融危機、環境問題、エネルギー問題、自然災害、地域格差、等の問題に揺れている中で、デザインに求められる役割は大きく転換しつつあります。そして「デザインに何ができるか」という問いが私たちに向けられています。
これらの問題を引き起こしている要因は極めて複雑化してきています。東日本大震災では、自然の力と人間の力の差を見せつけられ、その中で、家族や地域社会の「絆」が見直され、被災者救済のために地位や立場、専門などのあらゆる垣根を超えた協力支援体制が叫ばれました。防災目的ばかりでなく地域自律のために、それぞれの地域の文化、経済、生活の多様性を保全するための地域社会自らのデザインの発想が大切です。東京のベビーカーは、北海道の雪の中の暮らしには役に立たないのです。
むしろその地域が抱えている核心的な課題を解くには、どのような専門分野が関わればいいのか、そして専門分野相互がどのような関わり方をすべきなのかを紐解きながら進める「横断型デザイン」の中で「デザインに何が出来るか」という問いに答えることが可能になるのだと思います。
日本デザイン学会
第59回 春季研究発表大会
大会長 原田昭
主催:日本デザイン学会
大会幹事校:札幌市立大学
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主要日程
2012年6月22日〜24日
開催期間
2012年6月1日〜11日
参加登録期間
2012年5月1日〜30日
【終了しました】
事前参加登録期間 (割引適用)
2012年3月1日〜4月15日
【終了しました】
発表申し込み期間
概要集原稿投稿期間
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