コンピュータ操作における無意識に関連する研究
時間計測が可能なWebアンケートの開発
目的
アンケート調査をインターネット上で行う為の基本システムの構築と、通常の対面式を含めたアンケートでは抽出できない情報(回答時間という非言語情報)の獲得を試みることを研究の目的とする。
方法
あるコンテンツの評価を目的とした、視覚刺激の評価に関するアンケートページをテーマに、回答の時間計測が可能なサイトを構築し、メール等により被験者を募り回答してもらった。
手法開発という視点からのまとめ
インターネット上でアンケートを行う基本システムの構築に関しては、精度の面も含め成功した。また、時間計測に関しても、データから「回答に対する誤操作」「回答に対する信頼性の指標」を判断することができた為、成功した。
結論
情報を閲覧する「時間」には、『情報を解読するのに必要とする時間』という意味合いと、『情報に対する興味度を示す時間』という少なくとも2つの意味合いがあることが認識され、閲覧時間から、情報の難易度や、興味度を計測することはできなかった。