本研究は、地方市町村と大都市の双方における暮らしの質の維持、および魅力創出のための手法の構築を目的とするものです。
地域衰退の先行事例になる可能性のある北海道地域の地方市町村と大都市を対象に、定量的な調査分析を行い、それぞれの魅力と課題を明らかにします。この分析結果を踏まえ、井戸端寺子屋の運営を通じ、地域伝道師を育成し、かつ、地方市町村と大都市を相補・連携させる「タイム・スペースシェアリング」手法による地域創成活動の実証実験を行います。また、「暮らしの満足度(ウェルネスデザイン)」評価によってこの実証実験の効果検証を行ないます。さらに、地域創成のための社会・文化・経済的支援に関する学問領域を「地域創成デザイン学」と名付けて体系化し、関連教育プログラム構築・実践を行います。
将来的には、本学のみならず本研究を核として周辺大学との連携も推進し、「北海道地域創成デザイン・コンソーシアム」の結成を目指します。
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
タイム・スペースシェアリング型地域連携による地域創成デザイン研究
(研究経費:34,100,000円)
研究代表者:蓮見孝
2013年度 概要パンフレット
2013年度 成果報告パンフレット
2014年度 成果報告パンフレット |