5.開発した講義システムの特徴と利点
5−1.その1
講義中にネットワークを介した確認問題を随時実施可能である。これにより、解説した論の内容とテスト問題に関連を持たせておくことで、学生は該当部分の自分の理解度を把握でき、教員は該当部分の解説方法の問題点を把握可能となる。また、教員は出席を取る必要が無くなる。(図12)
図12 講義の流れに関する概念図
5−2.その2
確認問題は回答後ただちに集計し、クラス全体の回答傾向の提示と共に答え合わせを行う。これにより、学生は周囲がどのように考えたのかを感じることが可能となり、また、正解を得る為に講義に集中するものと考えられる。(図13)
図13 答え合わせ結果の表示例
5−3.その3
回答は学生毎に記録し、毎回の確認問題の正答の積み重ねが直接単位取得に結びつく評価システム実施可能である。具体的には、図14のように正答の積み重ねをバーとして表示し、C評価ライン、B評価ライン、A評価ライン等を設けた。視覚的に成果を表示することで、学習意欲の向上がなされることが予想される。
図14 評価の視覚化